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耕作放棄地の現状

<全国の状況>

  1. 耕作放棄地はこの20年間増加しています。耕作放棄地面積は、昭和60年までは、およそ13万haで横ばいでしたが、平成2年以降増加に転じ、平成17年には、埼玉県の面積に相当する38.6万haとなっています。
    また、農地面積が減少する中、耕作放棄地面積率は、昭和60年から平成17年にかけて約3倍に増加しています。

  2. 耕作放棄地の所有を農家の形態別にみてみますと、主業農家及び準主業農家の耕作放棄地面積は、平成2年以降横ばいで、平成12年から17年にかけてはむしろ減少しています。
    一方、土地持ち非農家や自給的農家の耕作放棄地は増加傾向にあります。平成17年には耕作放棄地面積38.6万haのうち24.1万ha(6割強)がこれらの農家によって占められています。
    また、土地持ち非農家及び自給的農家の耕作放棄地面積率は3割前後となっており、他の経営形態とは明らかな差があります。

  3. 農業地域類型別に耕作放棄地面積率をみてみますと、山間農業地域が最も高く、平成17年には14.6%と、平地農業地域の3倍に近い率となっています。次いで都市的地域、中間農業地域が12%を超える率になっています。
    一方、耕作放棄地面積の増加割合をみてみますと、平成7年から平成17年の10年で都市的地域が179%、平地農業地域が146%、中間農業地域が158%、山間農業地域が155%と都市的地域の増加割合が大きくなっています。(農林水産省 農林業センサス)

<本県の状況>

本県における耕作放棄地面積は、農家数の減少や高齢化の進行などにより年々増加し、平成27年には23,918haとなっていますが、耕作放棄地の伸び率は鈍化の傾向にあります。

地域別で見ると中山間地域を抱える県北地域と都市化の進む県南地域で高い傾向にあります。耕作放棄地の発生要因としては、高齢化や労働力不足、地域内に農地の引き受け手がいない、土地条件が悪いことなどが挙げられます。

耕作放棄地面積の推移(資料:農林業センサス)
  平成17年 平成22年 平成27年 差(H27-H17) 増減率H27/H17×100
茨城県 20,357ha 21,121ha 23,918ha 3,561ha 117.4%
全国 385,791ha 396,088ha 423,064ha 37,273ha 109.6%

※調査対象:農林業経営体+自給的農家+土地持ち非農家が有する耕作放棄地面積

農林業経営体:農林産物の生産を行うか又は委託を受けて,一定規模以上の「農林業生産活動を行う者」をいう。
自給的農家:経営耕地面積が30a未満かつ農産物販売金額が50万円未満の農家をいう。
土地持ち非農家:農家以外で耕地及び耕作放棄地を5アール以上所有している世帯。